わたしは私になった
あなたが名前を呼んだから
私はひとりになった
あなたと二人を知ったから
シンカイにゆらりとたゆたう
すべて狭間にとけあう
気付くとあなたがいたんだ
坂道のぼる ふれる春
心地よくみたす 誰も知らない名前
青嵐ゆく 暮れる明日
祈るように歌う 誰でもないあなたへ
西のはてを探した
夜を背に隠して
繰り返し塗り替えて
何度だって
ねえ、ねえ もっと教えて
ココロがここにあったってこと
透明な春の匂い、雨上がり 空が色づくことも
ねえ、ねえ もっと教えて
鼓動が少し揺れたってこと
風をまとう夏の気配、木漏れ日のなか 息をすることも
もっと ずっと
わたしは私になった
あなたが名前を呼んだから
私はカタチになった
あなたのヒトミを知ったから
光さえ届かないソラの上
未来過去 流れないウミの底
いつからか そこにいたんだ
朝と夜を積み重ねた
ただ重ねた、重ねた
星が生まれ消えるまで
ただ重ねた、重ねた
はてのないソラにいた
いつかあなたに出会うまで
手を伸ばし塗り替えて
何度だって
ねえ、ねえ もっと教えて
ココロがここにあったってこと
秋の空に影送り、薄明かり まぶたをなぞることも
ねえ、ねえ もっと教えて
鼓動が少し揺れたってこと
スキップ刻む冬の軌跡 優しい夜を見つけられたことも
もっと ずっと
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